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無個性な結末

ボーダーを越える。

ボーダーをなくす。

ボーダーは人が作ったモノだ。

例えば、この世界のどこにも国境などはなくて、

例えば、この世界のどこにも貴方達と私の違いを認めるものは存在しないのだ。

「差別を無くしたい」

最初はそう思っていた。

比べる、比較する事で、人は前に進む事が出来る。

それと同時に差を生む。

そんなのはたくさんなんだ。

見ていていたたまれないし、自分がそんな立場になるなんて真っ平ごめん。

私から始めよう、行動で示そう。

「ボーダーをなくす」

そのうちそう思うようになった。

私と貴方達の違いは?会社?生まれの違い?年齢?国籍?性別?

必要ないさ。

私と貴方達が会話をするのに必要ではないのさ。

私という人と貴方という人。

それで十分。

「無個性な結末」

ふと気が付いた。

それでは、個性を殺してしまうパターンが存在する。

貴方達も私も同じでは、何も進まない。

それでは発展は生み出されないじゃないか。

それではいけない。

「あんたと俺は違うのさ」

私はいつしかそう『言う』ようになった。

良くも悪くも自身の個性を言葉に出すようにした。

そして、良くも悪くも相手の個性をコッソリ『認めている』。

その結果お互いの不合理を感じてモメる事もある。

でもそれでいい。

それは個性の表れなのだから。

相手の存在を消してしまおうなどと考えなければ、

それは猫がじゃれている事と同じだから。

但し

これは友人に対してのみ。

外敵は別。

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